~24章~

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「ここに居たんだ。待たせてごめん。 麗華がなかなか電話切らないから、遅くなってしまって…って小百合ちゃん、どうかした?」 思い出したと同時に、本人が登場するものだから緊張してしまっていた。 「な…何でもないです。麗華さんの電話、大丈夫なんですか?」 「大丈夫だよ。 そうだ、小百合ちゃん…目を閉じてもらえる」 目を閉じてって…?? 「翔さん、ここで、ですか?」 そうだよ、と真剣な顔するから言われた通りに閉じる。 その瞬間、腕を掴まれ冷たい感触が。 何!? 「目、開けていいよ」 .
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