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「ここに居たんだ。待たせてごめん。
麗華がなかなか電話切らないから、遅くなってしまって…って小百合ちゃん、どうかした?」
思い出したと同時に、本人が登場するものだから緊張してしまっていた。
「な…何でもないです。麗華さんの電話、大丈夫なんですか?」
「大丈夫だよ。
そうだ、小百合ちゃん…目を閉じてもらえる」
目を閉じてって…??
「翔さん、ここで、ですか?」
そうだよ、と真剣な顔するから言われた通りに閉じる。
その瞬間、腕を掴まれ冷たい感触が。
何!?
「目、開けていいよ」
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