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まぁ…婚約してるから、そんなに驚くことではないのかもしれないけど…
突然すぎて…
でも、そんなのは序の口だった。
「結婚指輪も必要だってことに気がついて…今度、小百合ちゃんと一緒に買いに行こうと思ってね。
だから、指輪の代わりに時計にしたんだ」
えっ~!!
結婚指輪~!?
しかも一緒に買いに…
そこまで決めていただなんて…全然知らなかった。
その事ばかり考えすぎて、翔さんのこと、ほったらかしにしていたせいか…
ギュッ、と背後からきつく抱きしめられ、耳元には翔さんの顔。
「か…翔さん!?」
翔さんの手が私の手に触れ、指と指が絡み合うように繋がれ、いつも以上に胸が高鳴る。
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