~23章~ #2

3/7

574人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
「ほら。早く言わないと、皆が戻って来ないって心配するんじゃない?」 あ゛~もぅ!!! 「……妬いて…ました」 ボソボソとだけど正直に言ったのに、 『聞こえなかったからもう1回言って?』 って、絶対聞こえてたよね!? 「凄く、妬いてました!」 ハッキリ、強めに、それと… 翔さんの心に私の気持ちが届くように… 今より強い力でギュゥと抱きしめられ、腕の力が少し緩んだと同時にクルッと私の体は回された。 見上げると、優しく微笑む翔さんがいる。 仕事だってことを忘れてしまいそうになるぐらい、甘い甘い空間。 .
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

574人が本棚に入れています
本棚に追加