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「ほら。早く言わないと、皆が戻って来ないって心配するんじゃない?」
あ゛~もぅ!!!
「……妬いて…ました」
ボソボソとだけど正直に言ったのに、
『聞こえなかったからもう1回言って?』
って、絶対聞こえてたよね!?
「凄く、妬いてました!」
ハッキリ、強めに、それと…
翔さんの心に私の気持ちが届くように…
今より強い力でギュゥと抱きしめられ、腕の力が少し緩んだと同時にクルッと私の体は回された。
見上げると、優しく微笑む翔さんがいる。
仕事だってことを忘れてしまいそうになるぐらい、甘い甘い空間。
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