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「何、考えてるのかな～?」
目線の先は、私の首元。
私が考えていることはわかっているよ、って言わんばかりの笑顔。
「いやっ…あの…何でもないですよ…」
バレバレな嘘とわかってはいても、『印』が気になって…とは、つけた本人に言える訳がなく…
ふ～ん、と一瞬、何か企んでいるような顔をしたけど、すぐさま笑顔に戻り、
「小百合ちゃん。
俺は、君から絶対に離れない。
ずっと、一緒にいるから。
これって…小百合ちゃんの願い事、叶えたってことだよね?」
はっ!?それって…
短冊見られてたの～!?
さっき、一瞬だけど企んでいた顔だったのは、これのせい…
だが、私の考えは甘かった。
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