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「小百合ちゃんの願い事は叶えたことだし…
俺の願い事も叶えてくれるかな?」
内容はわかっているんだけど、見たとは言えないし、一応聞いてみる?
「翔さんの願い事って…」
グイッと顔が近づき、
「あれ?おかしいな。
菜穂ちゃんが俺の短冊の内容気にしてたから、目の届くとこに吊るしといたんだけどなぁ~」
あ~確かに目の届くとこに…えっ!?
まさか……いや、そのまさかなんですね。
目の前でニヤニヤしている顔が何よりの証拠。
見たこと知らないって思っていたのは大きな間違いで。
ドキドキしたり、顔が熱くなったりしてたのも全部知ってたっていうか、仕向けられた?ってことか…
はぁ~また、やられちゃった。
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