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笑顔だった彼の顔は真剣な顔つきになり、
「俺の願い事叶えられるのは、織姫や彦星じゃなく、君だけだ。
小百合、一緒に暮らさない…?
いや、暮らして欲しい。駄目かな??」
駄目…なんかじゃない。
プレゼントで悩むことがないぐらい、彼のこと知りたいし、そばにいたい。
『ただいま』『おかえり』
そんなやり取りが、愛しい人と毎日交わされる、こんな幸せなことはないと思う。
「返事は…もちろんYESだよね?」
普通こういう時、『返事はいつでもいいから』的な感じのこと言うんじゃ…
ハハ…
NOなんて選択肢は初めからなくて、聞く必要はないってわけですね…
「…よろしくお願いします」
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