~24章~

26/26
573人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
笑顔だった彼の顔は真剣な顔つきになり、 「俺の願い事叶えられるのは、織姫や彦星じゃなく、君だけだ。 小百合、一緒に暮らさない…? いや、暮らして欲しい。駄目かな??」 駄目…なんかじゃない。 プレゼントで悩むことがないぐらい、彼のこと知りたいし、そばにいたい。 『ただいま』『おかえり』 そんなやり取りが、愛しい人と毎日交わされる、こんな幸せなことはないと思う。 「返事は…もちろんYESだよね?」 普通こういう時、『返事はいつでもいいから』的な感じのこと言うんじゃ… ハハ… NOなんて選択肢は初めからなくて、聞く必要はないってわけですね… 「…よろしくお願いします」 .
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!