~23章~ #2

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「さて、と。小百合ちゃんの気持ちも聞けたし、俺は先に戻るね」 あっ…聞かなきゃ!! 「あのっ、柳さんのことですが…大丈夫なんでしょうか?あまり、いい話は聞きませんが…」 『絶対許さないから!!覚えてなさい!!』 って、凄い顔で言ってたし… 「あぁ~すっかり忘れてた。けど、それも、問題ないよ。 彼女は俺の周りにいた女性達を追っ払ったことで、自分に感謝しているだろうと思い、メイクも断ることはないだろうと口に出してはいないけど、頭の中では思っていたんだろう。 そんなの俺に通用するわけないのにね。 何か仕掛けてきても、心配することないよ」 本当に大丈夫…かなぁ。 翔さんなら大丈夫だと思ってはいても、やっぱり心配。 私の心配が伝わってしまったのか、 チュッ。 「えっ、えぇ~!?」 キスされてしまった… .
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