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「さぁ~充電もしたし、仕事頑張ろ。
あ、小百合ちゃん。
顔赤いから、少し冷ましてから戻ったほうがいいかもね。
じゃあ、また後で」
バタン。
やられた…としか言いようがない。
はぁ~、彼と結婚したら毎日、こんなドキドキした生活…
私の心臓、もつかな…
言われた通り、顔を冷ましてから部署に戻ると、翔さんが皆に上手く言ってくれてたみたいで、怪しまれることなく、仕事に取り掛かることが出来た。
まぁ、美里を除いてはの話だけど。
柳さんはと言うと…
不思議なことに、何もしてくることはなく、金曜日の業務は終わった。
後で美里から聞いて知ったことだけど、柳さんのいいなりと言っていた経理の課長が、彼女に何か言ったらしい。
多分…いや、絶対、翔さんが手を回したんだと思う。
何を言ったのかまでは、わからないし、聞いても教えてもらえないだろうけど…
私の婚約者様には、誰も敵わない…と思う。
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