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何故、こんな状況になっているんだろうか…?
翔さんが隣で寝てる。
しかも、私のベッドで。
柳さんにハッキリ断った翔さんがその日の夜、晩御飯を食べに家に来たんだけど、ビールを沢山飲んでまた寝てしまい、朝起きると隣にいたというわけで。
下で寝てたのに、いつの間に隣に移動したんだろうか?
そんなことより、誕生日の朝が、こんなドキドキした始まりって…
「小百合ちゃん、おはよ。難しい顔して、何考えてるの?」
うわっ!?起きてた!!!
間近にある笑顔と、掠れた声に、顔は熱いし、胸はドキドキし過ぎだし…
限界を感じ、この場から逃げ出そうと試みたけど、腕を掴まれ失敗してしまった。
腕を掴んでいた手が頬に移動し、じっ…と見つめているから、キスされちゃうのかと思っていたのに、
「小百合ちゃん、誕生日おめでとう」
あ…え~っと、
「ありがとう…ございます。
翔さんも、お誕生日おめでとうございます」
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