~24章~

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何故、こんな状況になっているんだろうか…? 翔さんが隣で寝てる。 しかも、私のベッドで。 柳さんにハッキリ断った翔さんがその日の夜、晩御飯を食べに家に来たんだけど、ビールを沢山飲んでまた寝てしまい、朝起きると隣にいたというわけで。 下で寝てたのに、いつの間に隣に移動したんだろうか? そんなことより、誕生日の朝が、こんなドキドキした始まりって… 「小百合ちゃん、おはよ。難しい顔して、何考えてるの?」 うわっ!?起きてた!!! 間近にある笑顔と、掠れた声に、顔は熱いし、胸はドキドキし過ぎだし… 限界を感じ、この場から逃げ出そうと試みたけど、腕を掴まれ失敗してしまった。 腕を掴んでいた手が頬に移動し、じっ…と見つめているから、キスされちゃうのかと思っていたのに、 「小百合ちゃん、誕生日おめでとう」 あ…え~っと、 「ありがとう…ございます。 翔さんも、お誕生日おめでとうございます」 .
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