~25章~ #2

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翔さんの愛と体を受け入れるのに精一杯な私は、頷くのがやっとだった… いつの間に寝てしまったのだろう。 目が覚め、ゆっくりと目を開け入ってくるのは逞しい胸。 自分の頭の下には翔さんの腕。 ずっと…腕枕してくれてたんだ… 「小百合、おはよう」 「あっ…翔さん…お…はよう」 愛しい人の温もりを感じながら迎える朝は恥ずかしいけど特別で。 これから毎日、こんな特別な朝を迎えるんだ… 甘くて、ちょっぴり恥ずかしい朝が嬉し過ぎて、何も考えていなかった。 『約束』 その言葉の意味と…翔さんの想いに… 私は…気づくことが出来なかった。 .
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