~25章~ #2

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見つめ合う瞳、触れ合う肌から伝わるのは沢山の愛。 「っ!……」 心も体も結ばれたという幸せと痛みに、私の目から涙が流れ、それを口で拭う愛しい人。 「小百合…傷…つけて…ごめん…」 途切れ途切れに紡がれる優しい言葉に痛みなんかどうでもよくて、 「翔…さんっ…私……幸せ……」 背中にギュッとしがみつく。 この傷の痛みは、翔さんとの愛の証。 あなたをこんなにも近くに感じることができるのだから、これ以上に幸せなことはない。 意識が朦朧とする中、 「小百合……愛してる…… 来年も……っ…再来年も…ずっと…そばにいるって… 俺達が…産まれたこの運命の日………どんなことがあっても… …2人で一緒にお祝いするって… 愛し合うって…約束して…」 .
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