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翔さんの愛と体を受け入れるのに精一杯な私は、頷くのがやっとだった…
いつの間に寝てしまったのだろう。
目が覚め、ゆっくりと目を開け入ってくるのは逞しい胸。
自分の頭の下には翔さんの腕。
ずっと…腕枕してくれてたんだ…
「小百合、おはよう」
「あっ…翔さん…お…はよう」
愛しい人の温もりを感じながら迎える朝は恥ずかしいけど特別で。
これから毎日、こんな特別な朝を迎えるんだ…
甘くて、ちょっぴり恥ずかしい朝が嬉し過ぎて、何も考えていなかった。
『約束』
その言葉の意味と…翔さんの想いに…
私は…気づくことが出来なかった。
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