544人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
どうやら、私のそろそろと、お兄さんのそろそろは違うようで。
なんなの…一体…
その静かな空気を断ち切るようにバタバタと廊下が騒がしくなり、
「来たかな?」
来たって、誰が?
「お兄さん、誰が…」
バタンと扉が開き、姿を見せた人は…
「あ~、ここにいたんだ。小百合ちゃんこんにちは。相変わらず綺麗ね」
「えぇっ!?!?芹華さん!?どうしてここに!?」
ニッコリ微笑み、
「ん?ここ私の家だからかな?」
私の家…ってことは…
慌てて後ろを振り向き、緊張したままのお兄さんを見る。
「お兄さんと芹華さんって……まさか…」
.
最初のコメントを投稿しよう!