~26章~ #2

11/34
544人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
どうやら、私のそろそろと、お兄さんのそろそろは違うようで。 なんなの…一体… その静かな空気を断ち切るようにバタバタと廊下が騒がしくなり、 「来たかな?」 来たって、誰が? 「お兄さん、誰が…」 バタンと扉が開き、姿を見せた人は… 「あ~、ここにいたんだ。小百合ちゃんこんにちは。相変わらず綺麗ね」 「えぇっ!?!?芹華さん!?どうしてここに!?」 ニッコリ微笑み、 「ん?ここ私の家だからかな?」 私の家…ってことは… 慌てて後ろを振り向き、緊張したままのお兄さんを見る。 「お兄さんと芹華さんって……まさか…」 .
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!