~26章~ #2

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「あの、騒がしくなるって…」 宮坂さんに言ってた言葉が気になって尋ねてみるけど、 「今はケーキをいただこう。さっ、紅茶どうぞ」と勧められ、紅茶とケーキをいただくことに。 着替えもせずにここまでついてきたけど、付き合って欲しいってプレゼント渡してお茶することだったの? 私の頭の中には『はてな』しかない。 その『はてな』の原因である、目の前のお兄さんはというと、ケーキを頬張りニコニコ顔。 食べ終わり、時計を見るとお昼になろうとしていた。 「お兄さん、私そろそろ…」 「うん、そろそろだ。小百合ちゃん、ついてきてもらえるかな?」 へっ? また何処かに行くの!? 部屋を出て向かった先はリビング…いや、大広間というべきだろうか。 扉から1番遠い所にある椅子に座り、腕を組むお兄さんは少し緊張した表情。 .
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