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え…
2人とも持ってないの…?
ミラーに越しに岩城さんと目が合い、鋭い目つきに少し恐怖を感じ、反らしてしまった。
「岩城、小百合ちゃんが怖がっているだろ。
ごめん、悪気はないんだ。
ただ、君のことが気になって見てるだけだから」
あ…そうなんだ…
再度、ミラーを見ると頑張って笑顔を作っている岩城さんの姿。
怖いけど…良い人かも。
「小百合ちゃん、お相手には話したことあるのかな?僕のこと」
そういえば、その話はしたことない…かな。
「ないと思います…」
「じゃあ、伝えないほうがいい。
余計な心配をさせてしまうかもしれないから」
う~ん…
確かにそうかもしれないけど…
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