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仕事が忙しいから恵みの家に来なくなったとは聞いてたけど、本当は自分の子供ができたんじゃないかなって、想像してた私。
でも…その想像は見事に外れ、
「え~っと、30…何歳だったかな?
うちの子供達は皆、小百合ちゃんより上なのは間違いないんだけど…」
私より歳上!? 嘘でしょ!?
お兄さん…一体、何歳なの…?
ほんと、謎が多すぎる!
それに…なんか、胸の中がモヤモヤするのは何故…?
なんて考えていると、
「小百合ちゃん、どうぞ」
お兄さんが部屋のドアを開けて、私が入るのを待っていた。
「あの~この部屋は?」
可愛い小物やピンクがやたら多いこの部屋がお兄さんの部屋…ではないよね?
「小百合ちゃん、はい、これ」
部屋については答えてくれず、リボンがついた、少し大きめの箱を私に差し出すお兄さん。
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