~30章~

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ここは…どこだろう… 温かい… 翔さんがいるわけないのに、包まれているような感じがする。 このままでいたいのに… 永遠に、この心地よい場所でいたいのに… 重い瞼を開けると、真っ白な天井が見える。 どうやら、私はお母さんには会えなかったらしい。 明らかなのは自分の家ではないということ。 瞼だけではなく、体も重くて動かない。 天井から左に目を向けると、点滴がぶら下がっている。 ここは…病院?? .
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