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「顔見るのが嫌になるくらいそばにいるって言葉も、ずっと一緒にいられますようにって想いも、小百合の心の中から全て無くなったっていうの!?
そんなの嘘に決まってる!!」
「嘘じゃない。
私がここでは嘘をつかないって知ってるでしょ?
だから、別れて」
永遠の愛を誓ったここで、永遠の別れを決意した。
ここでなければ…
神様の前でなければ信じてもらえないから…
この場所で嘘をつく私の罪は重い。
そして…
愛する人を傷つけ、苦痛な顔にさせてしまった罪はもっと重いだろう…
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