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力強く掴まれた手を思いきり振り払い、
「私に関わるのはもう…やめて下さい。
翔さんとは終わったんですから…」
階段を上ろうとした私の肩を持ち、
「終わったってどういうこと!?
まさか……
小百合ちゃん、絵理子に何されたんだ!?」
きっと、周防さんは翔さんが知らない絵理子さんの気持ちを知っているのだろう…
だから翔さんが結婚する事を伝えなかった。
周防さんにとって、どちらも大切な親友だから…
その関係を壊すなんてこと、私には出来ない。
「何もされてませんから。
翔さんには理由話してますし。
とにかく、もう関わらないで…お願いします」
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