462人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
左手の薬指には､受け取ることはないと思っていた婚約指輪が光っている。
「やっと持ち主の所に来れたんだね」
愛の血が心臓に流れ込むと言われている､特別な意味を持ったこの指に､翔さんの証が光る。
「もう…永遠に離さない」
うん…私も離れないから…
「小百合､俺はこれから先､君に何度でも誓うよ。
だから…
小百合の永遠､俺がもらってもいいよね?
七瀬小百合さん。俺と結婚して下さい」
翔さん…
私の答えはずっと同じだよ…
「…はい」
.
最初のコメントを投稿しよう！