~エピローグ~

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夜中から早朝にかけ、ずっと降り続けていた雨は嘘のように止み、澄みきった青空が広がっている。 そんなお天気に恵まれた私達の誕生日なんだけど… 「昨日、私達に隠し事は何一つないって言ってたよね…?」 「ん?隠し事はしてないよ?だって、今言ったんだから」 「……」 恵みの家で昨夜一緒に泊まった翔さんに1時間前、 『散歩に行こうか?』 と言われ、ついてきたのはいいけれど… 散歩なのに車っておかしくない? そして、到着した場所は… 『翔、小百合ちゃん。お待ちしておりました』 周防さんのお兄さん、滋さんがホテルのロビーで何故か私達の到着を待っていた。 .
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