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紅の眼
両耳に4つずつ付いたピアス
なびく赤いチェックのスカート
黒く綺麗な髪と目
そして、桜が舞う中綺麗に一本背負いされた体格のいい教師。
俺のつまんねぇ人生はそこで、そいつにであったことで終わりを告げることを俺はまだ知らない。
その時の俺はただ、その高校の入学式当日に校門であってはならない光景を口をぽかんとあけて茫然と見つめていた。
「あら、失礼先生。攻撃されると思ってつい正当防衛してしまいました。では、式に遅れるといけないので私は失礼します。」
そいつがすました顔で教師を見下しながら言葉を残し立ち去る姿を見送りながら・・・・
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