32人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
『やれやれ■ね。僕らの目的■で忘れてもらってはこまるよ? ■らがこの■界に完全に■■するには、あの■か霊■■約■が必要なんだ。それがなければ、僕らは■りの存■のままでしかない。あい■の能力が効■ている間しか■■出来ないんだからね?』
道化師の言葉が頭に熱く響く。
それだけは、成さなければならないと決意にも似た感覚が心から沸き上がる。
何の為に……?
理由がはっきりしない。
しかし――道化師の言葉に心が掻き立てられる。
『とに■く忘れないでくれよ? 目指すは■か■脈集約■だ。そこへ至る道は少ない。君はその少ない可能■から、最良の道を選択■なければならない。それを忘れちゃ駄目だ。取り合えずボクの■で、記憶の補完と手に入■た力を保持出来るように、■空■紋帯を改変しよう。後は君の頑■り次第だ。頑張ってくれよ?』
(……)
少女は何故かコクリと頷いた。
まるで魂との取り引きに成功した悪魔の様に、道化師は声を出さずにほくそ笑む。
『最後に名無■じゃ不便だろう? 君の名前を教えて上げるよ。君の名はレーヴェ・ブロ■エシュテルン。いいかい、レーヴェ・ブロイエシュテルンだ。そ■名が一番真実に近い。それを忘れないでくれよ?』
そう呟くと道化師は闇の中に同化して、姿が見えなくなった。
最初のコメントを投稿しよう!