黒き戦鬼

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ガルン・ヴァーミリオン。 神誓王国メルテシオンにおいて、最強の一翼“王宮近衛騎士団”に所属する魔剣士とされていた人物である。 滅陽神流剣法と呼ばれる稀有な剣術と、魔剣ダークブレイズと呼ばれる伝説級の武器を持つ強者と言われ、王宮近衛騎士団の中でも屈指の実力を持つと言われていた。 ダークサイド(闇主側)に育成されていた過去を持ち。 闇の先兵とされる所をメルテシオンに拘束されたと言われている。 一定時期を黒鍵騎士団で過ごし、免罪符を得てメルテシオンの騎士となったとされているが、真実を知る人間はかなり少ない。 噂話ではメルテシオン第四王女誘拐事件があったとされ、その時の功績が認められたと囁かれている程度だ。 今では外世界からの侵略者“冥魔族”の進攻を阻止した英雄と言う立場だが、その直後に聖骸を持ち去った為に微妙な立場にいる。 ただ、冥魔大戦を生き抜いた実力は、既に勇者と言う称号を得ても差し支えないレベルであり、メルテシオンの英雄デュランダークと並ぶ存在に昇華したのは間違いない所だ。 本来、グライド達一行はガルンにより持ち去られたパリキス・キラガ・メルテシオン王女の遺体を、“一緒に持ち帰る”のが任務である。 遺体の保全を考えて、氷使いのウォータルが参加しているのが分かりやすい所であろう。
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