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『当た■だよ当たり! メルテシオンの第四王女は憑代と■ては破格過ぎる。あれと並ぶものは、ボクらが行き来出来る時■軸には存在しない。でも、第四王女には危険過ぎる番犬が付いて■る。ならばどうするか? 答えは簡単さ。それを奪えないなら代わ■を造れば良い。人為的にね』
「人為的……人為的に造った……依り代?」
『その通りさ。レーヴ■ちゃんはパリキス王女の代わ■として錬成していたのさ。神を降ろす器としてね』
道化師の言葉に三人は沈黙した。
知りたかった真実。
失った記憶の補完。
その帰結の答えがここにあった。
残酷なまでの現実。
旅路の終わりには、無情なる回答が用意されていた。
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