Sweet 2

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「えっ??」 彼女は大きな目をさらに丸くして、俺を見上げた。その瞳は、まだ潤んだままだ。 「俺は忙しいんだよ。早く決めろ。何飲む?」 「…オレンジジュース」 「果汁100パーじゃないんだよ。こんな甘い物よく飲むな」 自販機のボタンを押し、勢いよく落ちたオレンジジュースを、取り出し口から出し彼女に手渡した。 「ありがとう…ございます」 彼女はちょっと不満そうに、口を尖らせた。
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