Sweet 2

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「野田さん、昨日郵便物頼んだよね」 「はい」 「ジェイアイティーカンパニーと、ジェイアミニティカンパニーの書類があったはずだ。ちゃんと宛名を確認し書類を郵送してくれと俺は頼んだはずだ」 「はい。ちゃんと…確認しました」 「ちゃんと確認したら、誤るはずはないだろ。それとも書類が勝手に、他社の封筒に入り込んだと言うのか。誤送付が、企業の信頼を落とし、裁判沙汰になる事もあるんだぞ」 「……すみません」 彼女の目に、涙が溜まる。 泣きたいのは、俺の方だ。 「部長、両社に出向き、謝罪して来ます」 「私も行こう。梶木、すぐにアポとってくれ」 「わかりました」
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