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でも満更、嘘ではない。
俺も…彼女のコーヒーが飲めなくなるのは、ちょっと残念かも。
「コイツ、仕事一筋だから、恋人もいないんだよ。本当にカワイソーな男でしょ。あれ…?その携帯?野田さんの携帯?」
「はい、私のです」
「どこかで見たような…」
梶木が俺をチラッと見て、首を傾げた。
「コホッコホッ、野田さん午後からの仕事だが…」
「鬼月、飯を食ってる時くらい、仕事の話はよせ。無粋なヤツだな。野田さんはボーイフレンドいるの?」
「えっ?いません」
梶木の言葉に真っ赤になった彼女。ボーイフレンドいないんだ。
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