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彼女がクスリと笑った。
「な、何だよ。何がおかしい」
「甘口って、子供みたいだなって…。あっ、私もカレーライス好きですけど」
クスクス笑っている彼女。
『好きですけど』の言葉に、何故か照れ臭くなる俺。
「葉月さん、いつもの大盛ね、新人さんはオムライスのデミグラスソース。サラダは自由に好きなだけ選んで。飲み物も好きなの選んでね」
「はい」
彼女は小鉢にサラダを盛り合わせ、俺に差し出した。
「これで…いいですか?」
レタスやトマトの野菜に、ポテトサラダとコーン。俺はトウモロコシは嫌いだ。
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