789人が本棚に入れています
本棚に追加
「どーも」
カレーライスとサラダ、烏龍茶をトレイに乗せ、俺は窓際の空席に座る。彼女は俺の向かい側に座った。
「いただきます。社員食堂初めてなんです」
「いつも何処で食ってる?」
「パン買って、屋上で」
「一人でか?ここは学校じゃないんだよ」
「高校生のアルバイト私だけだし。話合わなくて…」
「毎日一人でか?」
「人に泣き顔見られたくないし」
泣き顔?
それって、俺への嫌味?
「あっ、すみません。葉月さんのせいではありません」
ていうか、完全に俺のせいだ。
「一人は味気ないだろ。明日から昼飯付き合ってやるよ」
最初のコメントを投稿しよう!