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汚れてないと言うか…
ピュアと言うか…
って、全部同じだよな。
美味しそうにオムライスをパクつく彼女。俺は嫌いなコーンをよけ、サラダを口に運ぶ。
「よっ、葉月。珍しいな。女性とランチか?」
営業部の同期が、俺達を冷やかす。恥ずかしそうに頬を染めた彼女。
何か…
かわ……い…
ダメだダメだ。
俺は何を考えている。
彼女が可愛いだなんて。
ただ幼いだけだ。
異性としての可愛いではなく。子供みたいで可愛いと思っただけで。
俺は自分自身に言い訳をしながら、パクパクとカレーライスを口に頬張った。
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