Sweet 4

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…鬼より恐い葉月さん!? 『もしもし、葉月だ』 「…すみません。野田です…」 ざわざわと周辺は賑やかで、周囲にいた男性の声が受話器から聞こえた。 『鬼月、赤い携帯に変えたのか?赤鬼!それとも~女の携帯?お前、女いんの?』 酔っぱらいの野次… どうやら、職場の飲み会らしい。気まずい空気の中、葉月さんが淡々と喋る。 『明日返す』 「あ……」 電話は一方的に切れた。 『ありがとうございました』と、今日のお礼も言えなかった。
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