Sweet 5

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「みんな、私の父がWORLD corporationの社長だと知ると、特別扱いするの」 「だろーな」 「葉月さんが初めて」 「えっ?」 「私を怒鳴ったのは、葉月さんが初めて」 彼女は躊躇しながら、洋服のポケットから赤い携帯を取り出した。 「命令ですよね。携帯…アドレス赤外線して下さい」 「野田…」 「桂木です」 俺はスーツのポケットから黒い携帯を取り出す。二つの携帯が、キスをするように近付く。 俺の唇と… 彼女の唇も… ゆっくりと近付いた。
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