Sweet 7

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「…ない」 本当は友達に誘われてるけど、葉月さんが誘ってくれるなら断る。家族とのホームパーティーも断る。 「ないの?珍しいね」 えっ??それだけ? 「葉月さんはどうなの?」 「十二月は仕事が詰まってるからな。クリスマスは毎年会社で残業」 「それ、最悪だね」 「そう、最悪」 私が最悪だ…。 普通に食事して、普通に会話して、食事を終えた私達はレストランを出てエレベーターに乗り込む。 二人きりの空間。 葉月さんは躊躇することなく、一階のボタンを押した。
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