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「俺、社長に挨拶に行かないとな」
「ダメダメダメ。パパは私のこと、子供だと思ってるから、そんな事したら、二度と逢えなくなる」
「俺と逢えなくなると、困るのか?」
ちょっと聞いてみたい。
彼女の本音。
彼女は貝のように口を閉ざし、俺を見つめた。
「はいはい、意地悪な質問でした。却下だろ」
彼女は俺の言葉にクスリと笑う。
やった、笑顔ゲット。
ディズニーランドの駐車場に車を停め、俺は運転席から降り助手席のドアを開けた。
「…ありがとう」
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