Sweet 10

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「久しぶりに再会したんだし。飲みに行こうよ」 「飲みか…」 「うん、私の歓迎会してくれないの?」 「たった一ヶ月だよ。送別会ならしてやる」 「もう追い出す気?意地悪だな。葉月君、歓迎会してよ。今夜飲みに行こう」 「二人でか?」 「うん、二人で」 松井が俺を見て微笑んだ。 松井の言う通り、俺も息抜きが必要かな。毎日毎日残業だし。美紅と酒を飲むことは出来ないし。 松井は大学の同窓生だ。 学生時代の懐かしい話でもするか。 「よし、今夜は飲みに行こう」 「やった。行こう!」 ただの飲み会。 俺は仕事を切り上げ、軽い気持ちで松井と繁華街へと繰り出した。
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