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俺は仕方なく、松井を俺の部屋に連れて帰る。
部屋に入ると、即トイレに駆け込んだ松井。
…ったく、どれだけ飲んだんだよ。
美紅の父親に仕組まれた見合い。俺はその事実を知り、かなり動揺している。
冷蔵庫から缶ビールを取り出し、さらに酒を煽った。テーブルの上に転がる缶ビールの空。
頭…痛てぇ…。
ふと時計を見ると、帰宅してすでに三十分が経過している。
松井…
忘れてた。
あいつ、トイレに入ったままだ。何やってるんだよ。
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