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涙がどんどん溢れ出す。
「美紅、あなたと葉月さんでは、上手くいくはずがないわ。大人の男性とお付き合いするなんて無理よ。付き合うなら同世代の男子と健全なお付き合いをしなさい」
母ならわかってくれると信じていたのに、母も父の味方についた。
「パパもママも大嫌い!」
私は泣きながら、二階に駆け上がる。部屋に入るとベッドの上で携帯が光っていた。
慌てて携帯を手に取る。
電話の相手は、葉月さんではなく遥だった。
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