Sweet 12

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『やっほ~美紅』 「…はるか…グスン」 『美紅?どうした?やだ、また泣いてるの?葉月さんと喧嘩でもしたの?』 私は泣きながら、両親のした事を遥に話した。 『そっか、パパもやるね。だけどね美紅。パパやママの言う通りかも。二十五歳の男が、女子高生で満足なんてしないよ。だって会話も体も合わないでしょう』 「…遥までそんな」 親友の言葉が、胸に突き刺さる。 『だってクリスマスから、逢ってないんでしょう?メールも電話も殆どない。それって変だよ。どんなに忙しくても、本当に美紅のことを愛していたら、逢いたいとか抱きたいとか、男の人ならそう思うはず。それをしないなんて、初めから一夜限りの遊びだったのかも』
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