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「一夜限り…」
『そう、女子高生と一夜だけのアバンチュール。大人のやりそうなことだね』
一夜限りのアバンチュール。
優しい言葉も…
優しいキスも…
あの温もりも、全部偽り…。
『美紅、大学生紹介するから。今度みんなで遊びに行こう。葉月さんの事は忘れなよ。初めから釣り合わない相手だったの。ね、美紅』
遥の言葉なんて…
私の耳には入らなかった。
あのクリスマスの夜。
私は葉月さんと初めて朝を迎え、嬉しかったんだよ。
だけど…
葉月さんにとって、私との事は、一夜のアバンチュール…。
葉月さん…
私に本当の気持ちを聞かせてよ。
優……
お願い…。
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