Sweet 12

14/23
576人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
トイレのドアを叩いたが、無反応だ。 「松井?松井?ドア開けるぞ」 そっとドアを開けると、トイレのタイルに座り込み、松井が眠っていた。 トイレで寝るなんて、あり得ないな。元ミス慶星だぜ。こんな醜態見たくなかったよ。 こいつ…何かあったのか? 尋常じゃないよな? 俺は松井を抱き抱え、ソファーに寝かせた。 「松井、起きろ。松井」 「…んー…」 ていうか、全く起きる気配なし。俺は仕方なく、毛布を寝室のクローゼットから取り出し、松井に掛けた。 最悪だよ。 なんで、こうなるんだ。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!