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…えっ?女性?
若くて、綺麗な声。
少し酔っているのか、甘ったるくて色っぽい。
『葉月く~ん、飲もう』
『わかった、わかった。美紅、電話切るよ。おやすみ』
「…葉」
…ツーツーツー
電話は、一方的に切られた。
私達…付き合ってるんだよね?彼女は誰なの?
企画部に、女性なんていなかった。社員でなければ、葉月さんの…彼女…。
葉月さんは、私以外に付き合っている女性がいたんだ。クリスマスに私を抱いたのは、私が泣いて困らせたから?
私が帰らないって、駄々をこねたから?
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