Sweet 13

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社長の発した一言で、俺と松井の具体的な結婚話が動き始めた。 「すみません、ちょっと二人だけで話をさせて下さい」 「二人だけで?ああ、いいだろう」 俺は社長室を出て、松井を休憩室へ連れて行く。休憩室の壁に並ぶ自販機。 俺はここで、毎日美紅に缶ジュースを買い… 美紅に… 初めてキスをした。 「なぁに?せっかく結婚の話で盛り上がっているのに」 腕組みをしながら、松井が俺を見た。 「松井、妊娠は嘘だよな」
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