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泣いている私の背中を、空風君は優しく擦った。
「この先にファミレスがあるんだよ。ちょっと入らない?」
私は空風君に連れられ、ファミレスに入る。混雑した店内の一番奥に座り、やっと気持ちが落ち着いた。
「何か飲む?それとも軽食頼む?」
「…オレンジジュース」
「わかった。オーダーするね」
空風君は店員にオレンジジュースと、ホットコーヒーを注文した。
私が何故ここにいるのか。
何故泣いているのか、何も聞かず、私に優しい笑顔を向け、大学の話やこの間行ったディズニーランドの話を楽しそうに話す。
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