Sweet 15

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「美紅、一時の気の迷いで、人生を踏み外すな。葉月のことは、すぐに忘れる」 「忘れないわ!パパなんて、大嫌いよ!私、大学生になったら、この家を出るから。絶対に出るから!」 「美紅、待ちなさい!」 私は父の書斎を飛び出した。葉月さんを退職に追い込んだのは、父。 葉月さん… 会社を辞めて… 結婚も破談にして… 今…どうしているの? どうして私に… 連絡してくれないの…。 部屋に入り携帯を取り出す。 葉月さんに電話を掛けたけど、その番号は現在使われてなくて。冷たい音声が…鼓膜に響くだけ…。
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