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「美紅、あとで映画行かない?部屋にいると、俺また理性無くしそうだし」
進は悪戯っ子みたいに笑った。
「いいよ。食事の後片付けが終わったらね」
あんな事があっても、進を嫌いになれない自分がいる。
食事のあと、進と映画を観た私は渋谷で別れ、マンションへ帰宅した。
携帯が鳴り、着信画面を見ると電話の相手は遥だった。
『美紅どうだった?進と進展あった?』
「ないよ」
『ない?嘘でしょ?折角二人きりにしてあげたのに。進ったら、何やってんのよ』
テンション高めの遥。
ドタキャンは、遥と卓の計画的犯行だったみたい。
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