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「進…泣かないで。お父さんは大丈夫だよ」
「美紅…約束して欲しい。俺は大学を卒業したら日本に戻って来る。そしたら、俺と結婚を前提に付き合って欲しい。美紅を…愛してるんだ」
進の両手が私の背中に回され、強く抱き締められた。
「結婚は…私…」
「美紅…もしも俺と約束してくれるなら、明日成田空港に見送りに来て欲しい。美紅が空港に来なかったら、俺諦めるから…」
「進…」
進が私の唇を塞いだ。
優しいキスに、少しだけ気持ちが揺らいだ。
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