始まり

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「宗介がこれからも吉春と一緒におる言うんやったら、嫌がらせに気いつけて」 「そうだね、きっと吉春くんには大きな親衛隊が出来ると思うんだ」 陸の言葉に続けて碧が言った。 親衛隊ってどういうことだ? 「まあねー。確かにうん。桜靖すっごくカッコイイよね。それに比べて俺は…」 「…そこら辺にいそうな顔」 コイツがいつも言ってることだ。 宗介は机に向かって項垂れた。 「ま、まあ桜靖より格好ええ人なかなかおらんやろ?気にするもんちゃう」 「だから、気をつけてね?」 「うん…分かった。二人共心配ありがとう」 宗介の笑顔を見て2人は笑った。 …親衛隊について聞き損ねた。
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