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「おーせー!」
教室の方へと向かっていると背後から聞き慣れた声が聞こえ振り返る。
周りの人も声の主へと視線を送っている。
しかし、直ぐに俺を呼んでることに気づいて俺と宗介の間に道が出来た。
嬉しそうにその道を駆けてくるのを見て、俺は歩き出す。
待つのがめんどくさい。
「うぉい!そこはちょっと何だから待ちましょうよ!」
「・・・」
「えー、無視するんですかー。無視はひどいと思いますー」
いつもうるさいっていってるのに、宗介は懲りずに大きな声で話す。
いい加減、うざい。
「すいません黙りますだからその絶対零度の目をやめてくださいおねがいします」
俺が前を向いたら宗介はちゃんと静かになった。
・・・直ぐにまたうるさくなると思うけど。
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