Sweet 19

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身長の低い美紅の目線に合わせ、背中を丸め美紅の顔を覗き込む。 「泣き虫」 「……いじわる」 美紅の頬にキスを落とす。 しょっぱいな。美紅の涙。 俺はそのまま… 美紅の唇に自身の唇を重ねた。 美紅…愛してるよ。 ずっと…愛してた。 「美紅、俺でいいのか?」 「うん…。葉月さんが…好き」 美紅を両手で抱き締めた。 ズボンのポケットから、マンションの鍵を取り出す。 「これ、俺のマンションの鍵。俺の部屋で待っててくれ」 「…ぅん」 「部屋で待つってことは、俺達もう後戻り出来ないよ。俺達のことを美紅のご両親は認めてくれないだろう。それでも俺のところに戻るのか?」
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